幸せを2乗に☆
リビングでTVをつけたら、ブラタモリがちょうど終わって、『超絶 凄ワザ!』という番組が始まりました。
この番組は、お題が出され、そのお題をクリアするように、2チームがもの作りでチャレンジして、対決するというものです。
番組のHPには
『高い水準を誇る日本のものづくり。その技術力の極限は、どこまで高めることができるのか? 不可能を可能にする技術者の「凄ワザ」が世界を変える!』
とあります。
企業の技術者や学生さんが、色々と工夫して、考えて、試して、改良して、出来上がった作品をスタジオで勝負します。
もの作りの途中の失敗や試行錯誤もみせてくれるので、そんな工夫をしているんだ!これなら、いけるんじゃない?!と、画面にぐいぐい引き込まれます。
そして、そんな熱い開発を語りの千葉繁さんが相変わらずのテンションでアツク熱く語ってくれるので、番組がさらに生き生きとしています。
今日は、『リアルスパイダーマンを目指せ!究極の真空吸着対決 後編』の放送でした。
残念ながら、先週の前編を見逃していましたが、後編だけでも十分面白かったです。
真空吸着という技術で、
① でこぼこの鉄板の天井
② デカイパイプの天井
③ 木の丸太の天井
を吸盤のように真空にしてくっつく装置で、体操の弘道おにいさんが、ぶら下がりながら進むというものでした。
それぞれ、吸着しにくい形状なので、見ているこちらも、どうするのか?とわくわくします。
学生さんと企業が対決して、学生チームはでこぼこの鉄板をクリア、デカイパイプも見事クリア、最後の木の丸太で、装置のシリコン(左右の装置の製作費がなんと3000円とのこと!)がやぶけてしまい、残念ながらクリアならず。
企業チームは、3種類クリアすると、学生チームに勝てるのですが……
結果は、全種クリア!というものでした。
今回、見ていて感動して、記事を書こうと思ったのは、
企業チームが最後の木の丸太にチャレンジする時に、学生チームのメンバーが、
「なんか応援しちゃいますね…」とつぶやいたのを聞いたからです。
そして、企業チームも勝利した後で、学生チームの装置を
「吸着に優れていた。自分たちの装置は、吸着に時間がかかり、弘道おにいさんに頑張ってもらったから、達成できた」とほめていらしたのです。
それが、表面的にではなく、自然と口をついて出た本心に感じられて、感動しました。
なにかと、対決というと、「勝つことが全て」となってしまいがちですが、この若い世代は、技術といい、心根といい、すごいわー!!と胸が熱くなりました。
(今回の両チームの平均年齢は25歳だったのです)
そういえば、『北斗の拳』でも、
「強敵」と書いて、「友」と読む
とありましたね!
司会の千原ジュニアさんも、今日はいつもと違う、いつもはもっとギスギスしている(確かこんな表現)と言っていました。
☆写真は、ある日の青空です。青空のすがすがしい感じが好きです。
★お互いを たたえることで 幸せ2乗★