病気が勝手に治る身体づくり
医学博士の安保徹先生 が12月6日に、急逝されていたのですね。
日本自律神経病研究会終身名誉理事長で、最新の免疫学に基づく、病態生理と治療法を探究された先生です。
ご冥福をお祈りします。
なんとなくですが、今の医療は対症療法が多くて、根本的な治療をしていないような気がしています。
風邪かな と受診した場合、現在の症状を聞かれます。
例えば、のどが痛くて、咳がでて、熱も少しあり、お腹も下し気味、と言うと、
各症状に対する薬を処方されます。
症状が増えると、薬も増えてしまうので、全部の症状を伝えることを躊躇ったこともありました。
おまけに、薬の種類が増えたせいなのか、胃薬まで処方されて、風邪の時、一度に10錠以上もの薬を服用したこともありました。
結局、言葉は悪いのですが、症状を薬でごまかしているだけかなと。
また、 肩こり についても、
同じ姿勢をとったり使いすぎて特定の筋肉が張っているからとか、内臓によって痛みが出ているからとか、生活の癖によるものとか……
ほぐしたり、痛み止めを飲んだり、湿布を貼ったりしても、一時的には楽になることがあっても、原因があっての症状ですから、その原因を改善しない限り、すぐに元に戻ってしまいます。
やはりなんとなく聞いたことがあるという程度なのですが、
実際に病気を治すのは、「自分の自然治癒力だ」ということらしく、その意見に私はしっくりとした感じを受けました。
ちょっとしたケガならちゃんとふさがる って、実はスゴイことですよね。
「私の身体、ありがとう!」ともっと感謝しようと、書いていて思いました。
そして、もうひとつ重要なことは、そもそも、病気から身を守るために、体に備わっている「免疫」というシステムです。
安保先生は、「人は、なぜ、病気になるのか」 「病気は、なぜ、治るのか」を探究されていました。そして、出てきたキーワードは、「自律神経」と「体温」だったとのことです。
ノロウイルスやインフルエンザが流行ってきていますので、
安保先生の 免疫力を高める生活 を紹介します。
――――――― 「免疫を高める」と病気は勝手に治る より抜粋引用 ―――――――
★ 免疫を低下させる 『二大ストレス源』
① 「無理な生き方」をやめよう
☆交感神経が優位なタイプは、ストレスに強い
→ 過酷な環境の中で、無意識のうちに無理を重ねてしまう
→ 副交感神経を高める必要がある。
「休息して、もっとリラックス!」
☆副交感神経が優位なタイプは、ストレスに弱い
→ 楽な環境に慣れ、ちょっとしたことでも負担に感じてしまう
→ 交感神経を高める必要がある。
「活動的に、もっと刺激を!」
② 「薬の長期使用」をやめよう
病院で処方されるほとんどの薬には、交感神経を刺激する作用が
あります。常用すると、知らず知らずに自律神経の乱れが悪化
し、さらなる体調不良を招きます。(略)可能な限り、薬はへら
す・やめる方向で、病気に向き合っていきましょう。
★ 免疫を高める 『四大極意』
① 「早寝早起き」
日中は活動が求められるため交感神経が優位になり、
夜間は休息が求められるため副交感神経が優位になります。自然
のリズムに合わせることで自律神経のバランスが整えられます。
② 「体を温める」
低体温を改善するため、できれば毎日入浴しましょう。血行がよ
くなれば、体のすみずみまで酸素と栄養が行き渡り、エネルギー
の産生が促されます。
③ 「体を動かす」
過度な運動は交感神経を優位にしますが、汗ばむ程度の適度な
運動は、自律神経のバランスを整えます。
筋肉が動くことで発熱が促され、低体温の解消につながります。
④ 「日光浴」
自律神経が乱れると低体温を招きますが、日光浴がその解消に
役立ちます。
太陽の光を浴びると、体内のミトコンドリアが活性化します。
エネルギーがじゅうぶんに産生されることで、
体温も上がるのです。
――――――― ここまで ―――――――
免疫力を積み重ねて、病気が勝手に治る体を作りたいですね。
なにより、安上がり で嬉しいです。
安保先生、ありがとうございました。
現在、特に調子悪いという気はしていないと思っていましたが、
朝起きた時から疲れているわ、身体をストレッチするとあちこち痛いわ、
ビミョーに、元気ではなかったので、早寝早起きから実行しようと思います。
もともと早寝早起きタイプでしたが、ついつい夜にPC作業をして、
遅くなってしまうことが多かったので、生活を改めて、元気な身体をめざそうと思います。
ネコさんたちは、ストレスなさそう、身体を温めたり、日光浴したり…お手本ですね。
★不自然な 生き方あらため 生命力up★